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月別アーカイブ: 8月 2016

水田フル活用ビジョンの公表について

水田フル活用ビジョンについて

 

清水町の作付の現状や課題を踏まえ、魅力ある産品の産地を創造していくための方向性を示す作物振興の設計図となる「水田フル活用ビジョン」を清水町地域農業再生協議会において策定しましたので、公表いたします。この「水田フル活用ビジョン」に基づき、経営所得安定対策における産地交付金の交付も行われます。詳細については清水町地域農業再生協議会事務局へお問い合わせください。

 

問合せ先

清水町地域農業再生協議会

事務局 清水町農林課農政係 ℡0156-62-2112 内線232

 

 

 

清水町地域農業再生協議会水田フル活用ビジョン

1 地域の作物作付の現状、地域が抱える課題

 当該地域は、十勝平野の西部に位置し、全耕地面積約14,800haに小麦、てん菜、馬鈴薯、豆類等の寒冷地作物を中心に作付されている。

 一方、農家の高齢化が進んでおり、農家戸数の減少がみられるが、意欲ある担い手により規模拡大が図られ不耕作地は出ずに耕作面積は維持されている。

    適正な輪作体系(持続的かつ安定的な畑作農業を可能とする輪作体系)の維持に向けて、近年作付面積が減少しているてん菜とでん粉原料用馬鈴しょの面積を確保し、適正な輪作体系の維持・確立を目指す。

 

2 作物ごとの取組方針

(1)てん菜

 てん菜は病害虫防除の作業回数が増加するも、品質低下及び収量減少の傾向が収束せず、作付減少傾向にある。製糖工場等をもつ本町にとっては重要な問題であり、近年糖度低下の一要因となっている西部萎黄病の抑制及び褐斑病対策、土壌pHの改善に関係機関が一体となって取組み、品質向上及び生産性の向上推進に取り組む。

 また、作業委託組織である㈲清水町サポートセンター等を活用し、てん菜の移植作業における労働力の確保を図るとともに、既存のてん菜共同育苗施設の活用、直播栽培の促進によっててん菜生産の省力化を推進する。

    以上により、現行の作付面積を維持・確保する。                                 

(2)でん粉原料用馬鈴しょ

 馬鈴しょは全体として、労働力確保の難から作付減少傾向にあるため、省力的作業機械等の活用を図るとともに、湿害対策(心土破砕、たい肥施用、明暗渠施工等)及び土壌診断に基づく施肥設計を実施することにより、適正施肥による収量、品質の安定・向上、肥料低減によるコスト削減を図り、品質向上及び生産性の向上推進に取り組む。

    以上により、現行の作付面積を維持・確保する。

(3)不作付地の解消

     本町は不作付地はなし。 

 

3 作物ごとの作付予定面積

作物

平成25年度の作付面積

(ha)

平成28年度の作付予定面積

(ha)

平成30年度の目標作付面積

(ha)

主食用米

加工用米

備蓄米

米粉用米

てん菜

1,239

1,350

1,350

馬鈴しょ(澱原用含む)

949

876

881

3,131

3,000

3,000

大豆

311

561

570

飼料作物

7,205

7,200

7,250

そば

98

60

60

なたね

その他地域振興作物

野菜

雑穀(豆類含む)

地力増進

その他

466

1,241

10

150

480

879

25

186

485

870

30

180

4 平成28年度に向けた取組及び目標

取組

番号

対象作物

取組

分類

指標

平成25年度

(現状値)

平成28年度

(目標値)

28年度の

支援の有無

(   )

(   )

(   )

(   )

(   )

(   )

(   )

(   )

※「分類」欄については、実施要綱別紙16の2(5)のア、イ、ウのいずれに該当するか記入してください。(複数該当する場合には、ア、イ、ウのうち主たる取組に該当するものをいずれか1つ記入してください。)

ア 農業・農村の所得増加につながる作物生産の取組

  イ 生産性向上等、低コスト化に取り組む作物生産の取組

  ウ 地域特産品など、ニーズの高い産品の産地化を図るための取組を行いながら付加価値の高い作物を生産する取組

※現状値及び目標値が単収、数量など面積以外の場合、(  )内に、数値を設定する根拠となった面積を記載してください。

※畑地の面積は含めないこと。

※28年度の支援の有無の欄は、産地交付金による助成を行う取組は「有」を、助成を行わない取組は「無」を記載する。